2013年12月10日火曜日

パキスタンと日本1-2(さら)




日本とパキスタンの違いを紹介する、islamap blogのシリーズ第一弾です。

パキスタンからの留学生である、さらさん。

海外に留学せずとも、海外旅行でも、異文化間の違いを体験することができますよね。



前回は、時間の感覚の違いについてお話していただきました。

今回は食生活。

ミターイー、というお菓子が登場します。

ちなみに、私(編集者)はまだ食べたことがありません・・・。

それはもう、甘くて美味しいのだそうで。


皆様も、機会があればぜひ、食べていただきたいと思います。



それでは、さらさんのシリーズ第一弾、後半へどうぞ!







「母の料理はおいしいけど、油がねぇ。。。」

パキスタン人はイスラム教の行事を家族と祝うため年に数回、国に帰る人が多い。

ラマダーン月が終わったあとのイード祭りや犠牲祭のときなどだ。


しぶりに帰郷するということで、地元の人や家族はこれでもか!

というほどの食べ物の品数をそろえ出迎えてくれる。

そのためついつい食べ過ぎてしまい、

太ってしまうことがよくある。

いわゆるぷにぷに贅肉だ。笑




なんといってもパキスタン料理に大量の油は欠かせない。

ぎとぎとなんてものじゃない。

それらを食べて、和食に慣れたパキスタン人のなかには

お腹を壊してしまう人もいるほどだ!


こういうときによく見かける光景が、

お皿から油をコップに移すという行為。

いっけん、失礼だなーと感じられなくもないが、

これは日常茶飯事なのである。


「油をたくさん入れればおいしくなるから」

と主張するおばさま方がいるなか、


日本では「いかに油を使わずおいしく作るか」

という考えが主流のため

食文化の違いをひしひしと感じる。




「スーツケースはミターイーだらけ」

なにかにつけて味が濃く、スパイシーなパキスタン料理。

戒律でお酒を飲めないパキスタン人が

辛さを紛らわせるために食後にかかせないものはずばり、


甘いものである。







ミターイーとはスイーツの総称で老若男女に愛されている。

ちなみに私の大好物はグラーブジャモンとバルフィーだ。

くせになる食感がたまらない。

しかし、食べ過ぎると気持ち悪くなるので、一口二口がちょうどいい。




とにかく、パキスタンでは誕生日やお祝い事、

お客さんを招待するときなどに

ミターイーをあげたり、もらったりする習慣があり、

これはちょうど日本でいう菓子折りみたいなものだ。

長い間、日本に住むパキスタン人が一番恋しいのはミターイーだと言っても過言ではない。

だから、休みをとって国に帰り、また戻るときがやってくると、

スーツケースいっぱいにミターイーを詰めるである。

甘いものに目がないなんてなんとも可愛らしい。笑




このように日本とパキスタンの違いはたくさんある。

今回はその一部を紹介したが、少しはパキスタン人について知っていただけただろうか?

次回は「日本に長期滞在しているパキスタン人が自国が恋しいと感じる一方で日本の文化に馴染んだなーと思うときとは!?」

シリーズ第2弾!!お楽しみに~!


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